ブレない就活の軸形成に必要な考え方とは?具体的な方法も合わせて紹介!

就活の軸を自分の中に持っておくことで、就活がしやすくなります。

しかし、この記事にたどり着いた方の中には就活の軸がそもそもよく分からなかったり、どう定めていけばいいのか分からない人も多くいると思います。または、今就活中で自分の就活の軸が揺らいでしまい悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

他のサイトではいきなり就活の軸の例が列挙されていることが多いですが、それはあくまで例に過ぎないので読んだとしてもいきなり自分の就活の軸にするのは難しいです。

しかしこの記事を読めば、就活中、またはそれ以降もブレない軸を見つけるにはどうすればいいのかが分かるはずです!

それではいってみましょう!!

目次

そもそも就活の軸とはなにか?

そもそも就活の軸とは何でしょう。

それは、会社や環境選びの際の判断基準のことを指します。よく意思決定をする際に判断軸という言葉を使うこともありますが、それを想像していただけると分かりやすいです。

2つ以上の選択肢から1つ選ぶとき、それを適切に行うために最優先したい条件を考えます。それが判断軸で、就活の際は就活の軸と呼びます。

例えば、大人数の夜ご飯で、ピザかチキンどちらをテイクアウトするかを決める際に、

  • 大人数でシェアしやすい
  • ゆっくり食べられる
  • 量や味、色んな要望に応えられる

などといった優先事項を考えます。これを基にすれば、選択が楽になります。しかもこのように最優先事項を言語化しておけば、認識のズレも生まれにくく、喧嘩にならずにすみますよね。

以上のように、会社選びの際に自分が大切にしたい判断基準が、就活の軸です。

就活の軸を形成しておく意味

就活中はたくさんの会社の情報を収集するので、どの会社も良く見えてしまいがちです。しかし、就活の軸を持っておくことでその軸に合わせて取捨選択ができるようになります。

ですが、もし就活の軸が移り変わりやすいものであったり、そもそもその就活の軸が本当に納得していないものだったりする場合どうなるでしょうか。

きっと自分が心から働きたいと思える会社には出会えないでしょう。または、一度会社に入ったとしても自分とのズレを感じて長く続かないはずです。

よって、簡単には揺らがない軸を持っておくことは大切です。

そうは言っても、どうやって就活の軸を定めればいいのでしょうか。

次の章からは、それをご紹介していきます!

就活の軸を形成するときに踏まえておきたい考え方2つ

就活の軸を持っておくことの大切さを前章では説明しました。

次からはその軸を形成していく方法をお教えします!ポイントは大きく分けて2つあり、これを踏まえるのと踏まえないのでは得られるアウトプットの深さが大きく異なります。

それでは見ていきましょう。

就活の軸を定める際に踏まえるべきことは、

  1. キャリアは2つに分けられる
  2. キャリアの築き方は2種類ある

です。ひとつずつ見ていきましょう。

就活の軸を考える際に意識したいキャリアの2つの観点

みなさんはキャリアと聞いて何を思い浮かべますか?「キャリアを積む」というと、仕事においてさまざまな経験をし、社会的地位や他人からの評価を得ることをイメージするのではないでしょうか。

実は、キャリアは仕事における文脈だけで使われる言葉ではないのです。

キャリアは、

  • 外的キャリア
  • 内的キャリア

に分けられます。氷山の、空気に触れている「目に見える」部分と海につかっている「目に見えない」部分をイメージしてもらえると分かりやすいです。

外的キャリアは他人に見られる部分を指します。どんな仕事がしたいか、どんな地位や評価を得たいか、の部分です。氷山でいうと目に見える部分です。

内的キャリアは自分の核・土台の部分です。人からはすぐに目に見えない価値観や動機、意志のことを指します。氷山でいうと海水に浸かっている部分です。

内的キャリアは自分がどのように生きていたいかというエネルギー源のようなもので、それに基づいて外的キャリア、仕事があるということです。

例えば、自分はどの業界や職種に勤めたいとか、どんな働き方や福利厚生があるといいかなどのレベルの話は外的キャリアに当たります。

一方で、内的キャリアはどんな状況だと自分はいきいきとできるか、モチベーションが上がったり下がったりするか、今までの選択を迫られた場面でなぜその選択をしたのかなどの理由を深掘りすることで浮かび上がる価値観の部分のことを指します。

よって、揺るぎない就活の軸を定めたいと思ったときは、まずは内的キャリアから探って言語化していくのをおすすめします。そうすれば自ずと外的キャリアにおいてどんな選択をしていけばいいのかが見えてくるはずです。

内的キャリアを探るための手法については、この記事の最後で紹介します。ぜひそちらもご覧ください!

就活の軸を決めるのに必要なキャリアの築き方2パターン

前述したようにキャリアは2種類に分けられると説明しました。そしてそれらのキャリアの築きあげ方も2種類あるのです。

それは

  • 登山型
  • トレッキング型

です。

登山型は、キャリアを意図的につくりにいく考え方で、トレッキング型はキャリアが結果的にできてしまうという考え方です。

詳しくはこちらの記事の「登山型キャリアとトレッキング型キャリアとは?」という章で丁寧に紹介しています!

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まず自分は人生に明確な目標があるかどうか、それとも特に見つかっていないのかどちらなのかを見極めることで職業選択の仕方も変わってくるため、就活の軸の形成にも影響します。

また、このような分類の方法を知っておくだけでも「自分は他にも可能性があったのでは……」とか「ふらふら選択していてこんな人生でいいのだろうか……」と悩みすぎる必要がなくなります。

キャリアには外的キャリアと内的キャリアがあるということ、キャリアの築き方にも登山型とトレッキング型があることをご紹介しました。

これを知った上で、就活軸を考えて行くと思考が整理できるはずです。

就活の軸形成で1番大切な、内的キャリアの分析方法を紹介!

2つの考え方を説明してきました。

就活の軸を形成する際に、外的キャリアと内的キャリアがあることを踏まえるといいと上で書きました。結局、理想の外的キャリアを積み重ねていくためには、内的キャリアの部分、言い換えれば自分の土台の部分が言語化できていれば就活の軸は自ずと形成されていきます。

しかしそうは言っても、自分の価値観などを探ったり言語化したりするということは難しいのではないでしょうか。そこで、自分の価値観を分析するための手法をご紹介していきます!

就活の軸形成に役立つ理論で客観的に自分を分析!

キャリア理論の世界では、キャリア・アンカーという考え方があります。

アンカーとは、船が動かないように海底に沈めるあの重りのことです。船がゆらゆらしてもアンカーはずっしりと場所を動かず、船が多少動いても遠くまで流されるのを防ぎます。

そのように自分のキャリアにおける価値観は簡単に揺れ動かないはずなのです。

この理論を開発したマサチューセッツ工科大学のエドガー・H・シャインはこう述べています。

あなたのキャリア・アンカーとは、あなたがどうしても犠牲にしたくない、またあなたのほんとうの自己を象徴する、コンピタンス(訳注:有能さや成果を生み出す能力)や動機、価値観について、自分が認識していることが複合的に組み合わさったものです。

よって、ひとりひとりの奥底に秘める、自分を突き動かしている価値観が存在しているのです。

それを認識することのハードルを下げるために、エドガーはそのキャリア・アンカーが大きく分けて8つに分類できると述べています。それが以下の分類です。

  1. 管理職・・・・・・・出世志向
  2. 専門能力・職人・・・専門家
  3. 安全・安定・・・・・保証・安全性
  4. 起業家的創造性・・・発明や芸術家・起業家
  5. 自律と独立・・・・・自分のペースやスタイル・研究職
  6. 奉仕・社会貢献・・・世の中をよくしたい
  7. チャレンジ・・・・・あえて困難に飛び込んでチャレンジする
  8. 生活様式・・・・・・仕事とプライベートのバランス

これらは、いくつかの質問に答えることで自分がどの分類に属しているのかを知ることができます。

なりたい自分や生きたい会社に合わせるのではなくて、自分に正直になって答えることが大切です。そうすれば自分の理想のキャリアに一歩近づくことができるからです。

また、他にもRIASECという理論に基づいた自身の価値観や強みを分析してくれるツールもあります。これなら、内面的な言語化に留まらず、どんな職業が向いているのか知ることもできます!

そして、SIFのLINEを登録していただくと、誰でも無料で利用できます!

自分の内にある動機を知り、就活の軸を形成することに役立つはずですので、ぜひご活用ください!

さいごに

いかがでしょうか?

「キャリア」は内的キャリアと外的キャリアの2面あるということ、そしてキャリアの築き方にも登山型とトレッキング型の2種類あるということを説明しました。

また、内的キャリアを言語化していくことが、就活の軸を考える際に鍵となります。

自分にとって譲れない価値観を言語化することで初めて、それを活かす仕事を見つけたり、はたまた人生を考えること事ができるからです。

そのために、自分を客観視できるツールや知識を最大限利用することも重要です。上で紹介したものをぜひ利用していただきたいです!

これを読んでくださった方が自分らしく生きることができるようになるきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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