SIF Academy参加体験記①

目次

自己紹介

みなさんこんにちは!

現在(2023年3月)大学4年生で、もうすぐ社会人を迎える高垣海佑(たかがきかいすけ)です!

大学では国際開発という学問を専攻していました。所属ゼミでは、発展途上国や新興国におけるインフラ整備にかかわる問題や環境課題についてAll English(全て英語を使って議論や調査)で研究していました。

また、趣味では総合格闘技を4年ほどやっています。(笑) 優しい性格からか、思い切って相手を殴ることができないため、この競技に向いていないのかなと感じています。(笑)(笑)

それでは参ります!

(今月(2023年3月)に友人とインドへ行ってきたときの写真。場所は世界に2番目に長い“マリーナビーチ”)

SIF Academyに参加したきっかけ(2022年11月参加)

主に2つあります!

1つ目は、実際にフィジーに渡航して活動することで、帰国後のSIFでのインターン活動をさらに充実させることができると考えたためです。

私はSIFインターン生として、SIF Direct English(SIF DE)というオンライン英会話の事業のマネジメントを任せていただいています。

フィジーの英会話講師と日本人の生徒をつなぎ、オンラインで行う英会話です。

渡航前は、フィジーで英会話講師をしている人を雇用してSIF DEを運用していました。

しかし、「プロの英会話講師だけを雇用するのではなく、様々なバックグラウンドを持ったフィジー人を英会話講師として雇用したら受講生にとってより学びのある英会話になるのでは?」と考えました。

そして、「実際に渡航して講師を発掘してみたい!」と思うようになりました。

渡航中、現地の起業家や政府機関・NPO法人で勤務している方など、様々な方を訪問し英会話講師になってくれそうな方を発掘しようと奔走しました。

最終的に、発掘した講師を現在のプログラムに取り込むことは、社内で「難しい」という結論になりましたが、私にとってチャレンジングでかけがえのない経験になりました。

帰国後はより事業のマネジメントにさらに身が入り、活動しています!

(愛のある喝を入れられるときも多々ありますが。笑)

2つ目は、実際にフィジーの社会課題を目で見て確かめてみたいと思ったからです。

なぜなら、大学で発展途上国における開発課題や環境課題について研究していたため、とても興味があったためです。

当初はインターネットやテレビで目にした情報しか知らず、フィジーは太平洋に浮かぶ綺麗なリゾート地のイメージしかありませんでした。

しかし、しっかりと調べてみるとインフラが未整備で洪水問題が深刻であったり、ごみ問題が非常に深刻であることがわかりました。

そんなこともあり、実際に渡航することで社会課題を目にし、私に何ができるのかを考えてみたくなりました。

SIF Academyに参加した率直な感想

率直な感想としては、「もっと早く参加したかった」ということです。(笑)

大学入学後、できる限り早く参加すればよかったと思っています。

私は今回の渡航で社会課題の解決に真正面から取り組むだけでなく、その中で自分の強みや今の自分に足りないことなども把握することができました。

もっと早く参加していれば、強みはさらに伸ばし足りないことは補うことで、もっと今より成長し自分に自信を持てていたのではないかと思います。

また、社会課題の解決に取り組んだことで、身の周りの課題をより自分事化して考えることができるようになり、大学での講義やキャリアプランニングにも活かせたのではないのかなと思います。

ですが、そんなことを言っても何も変わらないので、これを学びとしてこれからも突き進んで行きます!

(現地の小中学生とペットボトルを使ったリサイクルプロジェクトを行った際の写真)

SIF Academyに参加して特によかったこと

一言でいうと、“内定ブルー”が消えたことです。(笑)

急によくわからないですよね。(笑)

実は第1志望の企業から内定を頂いて以降、「社会人になるの嫌だな」や「この企業で本当に働くのか…」などといったブルーな気持ちになっていました。

自己分析や企業研究を重ね、本当に1番入社したいと思う企業から内定を頂いたのにこのような気持ちになっている自分にも不安を感じていました。

内定した企業はプラントエンジニアリングという業界に属する企業です。政府相手の業界なので馴染みのない方も多いかと思います。

業務内容としては、日本や海外(主に発展途上国)で発電所やごみ処理場、橋梁など生活に欠かせない基盤を作り人々のくらしを支える仕事です。

大学で開発問題を研究したこともあり、とても魅力的な仕事内容でした。

ですが、なぜかブルーな気持ちになっていたんです。

し、か、し!!!

フィジーへの渡航をきっかけに、それが消えていきました。

特に消えた瞬間は、自治体の職員の方にフィジーのランドフィル(ゴミ山)へ連れていってもらった時です。

フィジーでは医療用廃棄物専用のゴミ処理場が1つしかなく、ごみは海の横の広大な土地にそのまま廃棄されています。

(フィジーに唯一ある医療廃棄物専用のごみ処理場)

その光景を目の当たりにし、声が出なくなるほどの衝撃を受けました。

目や喉がヒリヒリするような感覚。

鼻を突き刺すような異臭。

正直訳がわからなくなりました。

(実際に見たゴミ山の写真)

ですがそれと同時に、

「何かしらゴミ問題の解決に貢献できるはず」

「将来内定先の会社で解決したい」

そう思っている自分がいました。

ゴミ処理場がないことに疑問を持った私は、自治体職員の方にこう尋ねました。

「なぜゴミ処理場が建設されないのですか?」

「フィジーゴミ処理場の建設をしようとしている国外の企業はないのですか?」

すると、

「多くの国外の建設関連の企業がゴミ処理場を作ろうと視察に来るよ。けど1度見に来たらどの企業も戻ってこないんだ。」

そうおっしゃっていました。

憶測ですが、コストや土地などの条件が難しいのだと思います。

将来、私は内定先の会社でフィジーのゴミ問題の解決に取り組みたいと考えています。

社会人になることが待ち遠しいです。

SIF Academyの経験が今に生きていること

これは色々ありますね…(笑)

みなさんには是非行って感じてもらいたいと思うので、ここでは1つだけあげたいと思います。

渡航前プログラムで学んだ、キャリア論がとっても生きています。

まだプログラムを受けていない方は、とても役に立つので楽しみにしてください!

そのキャリア論を知って以降、

辛いことや困難な壁にぶつかった際に、それを「自分を成長させてくれるために現れたチャンスだ!」とポジティブに捉えられるようになりました。

今までは壁にぶつかった際に悲観的になることが多かったです。(笑)

これから社会人になり、学生の時よりも辛いことやチャレンジングなことも多くなると感じています。

そんな時は、SIF Academyで学んだキャリア論を思い出し、乗り越えていこうと思います。

(それでも乗り越えることができない時は、SIFメンバーのみなさんを頼ろうと思います。笑)

SIF Academyへの参加を迷っている人へ

参加を迷う理由は様々あるかと思います。

まずは、少しでも「参加してみようかな」と思えた自分を褒めてあげましょう!

あなたの挑戦はもう始まっています。

私からは、一歩を踏み出したくても踏み出せなくて迷ってる方に向けてメッセージを送りたいと思います。

このプログラムに興味を持ったということは、少なからず社会課題や環境問題、グローバルなどと言ったワードに関心がある方だと思います。

まずはその興味関心を大事にしてほしいです。

興味関心も持つことって、とっても素敵なことだと思うんです。

SIF Academyは良くも悪くも自由度が高いプログラムです。

本気で取り組めば、必ず結果がついてきます。

本気で興味のあることや、社会課題に真っ向から取り組むことができます。

(実際にご自身の企画案が讃えられ、現地の政府機関と共同でプロジェクトを実行した方もいます。)

もちろん、目標達成のためにチームメイトやスタッフが全力でサポートしてくれます。

全て受け身の姿勢で行こうと思っている方には向いてないかもしれません。

現地へ行ったらやることが決まっているプログラムとは大きく違います。

少しでも「やってみようかな」「参加してみようかな」と思ったあなた。

今がチャンスじゃないですか?

是非そのあなたが踏み出した一歩を大事にしてください。

その興味関心を大事にしてください。

「参加する」か「参加しない」

選んだ先の未来を想像してください。

どちらを選んだ方が納得してそうですか?

どちらを選んだ方が後悔してそうですか?

この記事を読んでいるあなたの答えはもう決まっているはずです。

SIF Academyに参加するあなたへ受け継ぎたいこと

参加を決めたあなた!

まずは私から一言、

あなたは最高の決断をしました。

間違いなくあなたが成長できる、かけがえのない経験ができるフィールドが待っています。

そこで、私から伝えたいことは大きく2つあります。

1つ目は、当たり前のことですが体調管理を徹底することです。

渡航中はもちろん、渡航前もしっかりと体調管理をしましょう。

SIF Academyは渡航前から充実したプログラムが整っています。

しっかりとプログラムを受け切り、最大限の準備をした上で渡航しましょう!

2つ目は、アクションベースで行動するということです。

成し遂げたいこと、目標を達成するために、どんなアクションが必要なのかをしっかり細分化して、行動に落とし込むということです。

あなたは約1週間と限られた時間の中で、ご自身の企画した案を現地で実行することになります。

そこで渡航前の段階から、渡航中に現地でやることをイメージし、一個ずつアクションに落とし込み準備していきましょう。

もちろん現地で活動している時も同じです。

私はこれができておらず、当初企画していた自身の案を渡航中に実現させることは難しいと、現地でフィードバックをいただき、急遽案を変更することになりました。

今ではいい思い出ですが、みなさんには確実に企画を実現させるためにも、この点を意識して頂けたらと思います!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアしてSIFを応援する
目次