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SDGs|目標8|フィジーの働きがいも経済成長も|の取り組みとは!?

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皆さんはフィジーにどんなイメージをお持ちでしょうか。

美しいビーチは想像しても、経済成長の象徴のような商業ビル郡、早足のビジネスマンを想像する方は少ないと思います。

どちらかというと皆んなのんびりしていたり、家族で笑って過ごせれば幸せ、というイメージに近いのではないでしょうか。

フィジー人の独特の思考法を知っていく上でまず分かるのは、フィジー人は経済成長より大切な何かを知っているということです。

先進諸国でもこのような議論は繰り返され、最近はまた資本主義の世界を疑問視する声が大きくなっていますが、大きな流れの変化には時間がかかりますしその先にどんな世界がひろがっているのか誰にもわかりません。

でももしかしたら、フィジー人の考え方や生活には目指すべき世界のヒントがあるのかも知れません。

フィジー人にとっての仕事とは?働きがいとは?豊かさとは?

今後はこのテーマでフィジーを深掘りしていきたいと思いますが、今日はまずそんなフィジーをSDGsという世界共通目標の切り口で見てみたいと思います。

レポート全体からわかることは、日本とは全く異なる産業構造を持つフィジーの経済・雇用環境は近年大きく改善されているということです。

そしてそこには人口構造や、過去から積み上げてきたあらゆる分野への施策と、新たな産業への投資が関係しています。

先進国の数字の変化に見慣れていると、発展途上国エリアの数字の変化は非常に大きく感じます。

これは国により異なるステージにいる中で世界基準のSDGsという指標を使うからこそであり、発展途上国の努力もある一方で急速に進むボーダーレスな経済発展が発展途上国における経済成長・雇用創出において非常にキャッチアップし易い環境を作っていることも間違いありません。

そしてそれに付随する発展途上国特有の課題も今回のレポートでは語られています。

この記事ではフィジーの取り組みと実態を皆さんにお伝えしたいので、フィジーが発行するレポート、Voluntary National Review(VNR)のSDG 8のパートを見てみましょう。そもそもVNRとは何か、についてはまた記載しますのでこちらもご覧ください!

数字で見る働きがいと経済成長

  • 男性の非雇用率は2007年の6.5%から2017年には3.0%に改善、女性のそれは2007年の13%から2017年には7.8%に改善
  • 2010年-2017年においてGDP成長率は年9.5%、1990-1999年は6.9%、2000-2010年の3.5%と比較し改善
  • Unskilled workerの最低賃金は2015年にFJ $2.00からFJ $2.32へ、2017年には$2.68にまで上昇

SDGs8の位置付け

 社会経済の誰も取り残さないことを前提とした発展は、フィジーの作成した国の中長期的開発計画-5-Year and 20-Year National Development Plan(NDP)の中でも最も重要な目標です。

この10年間の経済成長が結果として雇用面で大きな効果を発揮しており、非雇用者率は4.5%にまで引き下がり過去20年で最も良くなりました。

弛みない公共インフラ開発と、民間セクターからの投資がこれを力強く支え続けてきたと言えます。

近年、主要産業のパフォーマンスが交差し混じり合っていく中で、フィジーはフィジー独自の観光商品、バックオフィス、ICT、衣類、ペットボトル輸出等に対する施策を打ち出すことにより、サービス分野と製造分野を成長させてきました。


一方で人口構成を見てみると、実に人口の50%近くが27歳以下であり、これから彼らに雇用機会を創出していくための投資と経済成長がまだまだ必要となっています。

働きがいと雇用創出

 国全体の非雇用者率は下降傾向にあり、それに沿って男性、女性双方の非雇用者率は同じく順調に改善しています。

具体的には、男性は2007年の6.5%から2017年には3.0%、女性は2007年の13%から2017年には7.8%となり共に大きな改善が見られます。


拡大する若年層と急速な都市化に合わせ、政府も彼らの雇用を創出するための起業や職業訓練サポートを充実させると共に性平等に根ざした経済機会と成長を促してきました。

非雇用者率推移
Voluntary National Review(VNR)VOLUNTARY NATIONAL REVIEW

働きがいと生産性向上・経済成長

 フィジー政府は若い実業家、中小規模の事業者、その中でも特に女性の力を活用しながらこの改善に取り組んできました。

今後はさらに海外からの直接投資を取り込み、より生産性の高い新しい産業を育てていくことで、フィジーの経済成長を描いています。


2010年-2017年においてGDP成長率は年9.5%、2000-2010年のそれは3.5%、1990-1999年は6.9%と、過去と比較するとより高い水準であることが分かります。


もちろんこれは2012年-2016年には破壊的な自然災害があった中での数字です。世界の平均が1.8%であることを考えるとフィジーの成長は非常に力強いものと言えそうです。


さらにはフィジーの2010年-2017年のGDPは、大西洋諸国の平均値である1.8%上回る年間2.0%成長を実現しています。

一人当たりGDP推移
Voluntary National Review(VNR)VOLUNTARY NATIONAL REVIEW

最低賃金

 最低賃金はどうでしょうか。

Unskilled workerの最低賃金は2015年にFJ $2.00からFJ $2.32へ、2017年には$2.68にまで上昇しました。

一方で、フィジーにはまだまだ把握しきれていない大きな労働市場があり、雇用を維持したりコストを抑えるといったことを目的に十分な賃金が支払えていないという問題も残っているようです。

雇用創出に向けた行政の役割

 民間セクター投資は近年の経済成長と雇用率向上の要であり、政府はこの投資を動機づけることを非常に重視してきました。

継続的なインフラ投資、またICT、小売り、サービス、観光、製造といった分野への投資は近年の非雇用者率の改善に大きく貢献してきました。

雇用創出に向けたコラボレーション機会

 フィジーの経済は今後も成長が続くと見込まれ、将来のあらゆる世代の雇用を創出することが期待されます。

今後は開発パートナーや民間セクターと共に、より多くの海外投資を呼び込み、これからあらゆる分野、特に生産性の高い分野での雇用を生み続けていきます。

ある分野では非常に大きな成長ポテンシャルを有しており、例えば観光業は経済の中で持続的に拡大することが出来ると考えられます。

経済成長とその結果による雇用創出は循環していきますが、一方でそこには開発パートナーや海外からの投資機関を呼び込み導入していくための、革新的で柔軟な金融システム、高度な教育システムをうまく適応させていくことが必要になってきます。


政府は今後も若年層の起業家養成や小規模ビジネス、特に女性の力にフォーカスしながら雇用の創出を目指していきます。


最低賃金についてはビジネス環境に影響のない形で経過分析を続け、労働市場のデータシステムは立法、雇用主、一般市民に開放され改善していく仕組みづくりが必要になるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

政府と民間がうまく協同することで雇用は順調に改善しています。

またそこには過去に行ってきた施策・投資が大きな役割を果たしていることもわかりました。

一方で、まだまだ把握しきれていない労働市場も残っておりこの辺りは取り組むべき課題と言えそうです。

今後はフィジーの雇用についても、SIFとしていかに考え取り組んでいくのか考えて皆さんと考えていきたいと思います!

そしてもう少し踏み込んでフィジー人の考える働きがいとは何か、そもそも経済成長を目指しているのか、といった点についても今後記事にしていきたいと思います。

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