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実態から具体的な取り組み事例まで!| SDGs目標14 海の豊かさを守ろう | サメを養子縁組して守るプログラムをご紹介!

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世界にはまだまだ私たちが知らない、SDGs目標14の取り組みがあります。

この記事ではきっと皆さんがまだ知らない、海の豊かさのユニークな取り組みをご紹介していきます!

先日こんなツイートをしました。

“サメの養子縁組の里親を絶賛募集中です!”

一瞬目を疑いましたが、本物のプログラムでした。

周りにも話したところもっと知りたいという声もいただいたので、今日はSDGs目標14の具体例として、サメの養子縁組について解説していきます!

世界のSDGs目標14の画期的な取り組みとは?

まずは取り組みの概要と、SDGs目標14とどのように関わっているのかを解説します。また、どのような点が取り組みの具体例として画期的と言われているのかも見ていきましょう!

マイフィジー・シャーク・イニシアチブでサメを養子に

マイ・フィジー・シャークとは、フィジーで行われているサメの養子縁組プログラムで、Beqa Adventure Divers(BAD)という団体が国連開発計画(UNDP)の支援を受けて行っている保全活動です。

養子縁組の期間は1年間です。

サメを “養子 “にするということは、人間と同じように”個人”を養子にするということを意味します。

もちろん実際に家にサメが送られてくるわけではありません。

あくまでバーチャル上ではありますが、里親が養子と深い関係を結べるようなビデオ配信、写真送付サービスなどの仕組みもたくさん用意されています。

またそれぞれのサメの性格や個性についても、スタッフが細かく記載し様子を伝えてくれます。

あまり知られていませんが、サメは人間と同じように、個々の個性や特徴を持っている生物です。例えば外向的、内気、好奇心旺盛、友好的、支配的、愉快、遊び好き、卑劣、機転が利く、予測不可能など様々なサメがいます。

保全活動以外の目的

マイ・フィジー・シャークではこのように恐怖感を持たれているサメのイメージを変え、本来サメが持っているユニークな一面も紹介していくことも一つの目的です。

名前、性格、歴史を持つサメを、週5日のダイビングで一緒に過ごす調査・ダイビングスタッフが交友関係を築き記録していきます。

一般の人が養子縁組をする場合、50〜10,000米ドルの範囲で、さまざまな特典が用意されています。

SDGs目標14との関わり

フィジーのSDGsの取り組み、特に目標14 海の豊かさを守ろうについては世界でも非常に注目されています。

なぜならフィジーは気候変動、持続的開発と海洋保護の取り組み、海路パートナーシップにおけるリーダー的役割を担うなど世界規模で取組むべき課題に先陣を切って取組んでいるからです

海に囲まれる島国であるフィジーにとって、漁業・観光・文化・生活などあらゆるものが海に深く関連し、SDGs目標14とは切っても切れない関係です。

なぜ画期的なSDGsの取り組みの具体例なのか

個人でもできるSDGsの取り組みは、ついつい私たちの身の回りにばかり目がいってしまいます。

世界中の個人との輪を広げてフィジーのSDGsの取り組みを行うという点で、マイフィジー・シャーク・イニシアチブは素晴らしい取り組みの具体例です。

フィジーのように規模が小さい国では、自国だけの努力では限界があります。

活動を大きくしていくためには、海外からの支援を受けたり、今回のマイフィジー・シャーク・イニシアチブのように海外にも枠を広げた個人の力を借りるのも大きな効果が期待できます。

マイフィジー・シャーク・イニシアチブの仕組み

では、もう少しマイフィジー・シャーク・イニシアチブの仕組みについて知っていきましょう。

どこから申し込むのか

マイ・フィジー・シャークのホームページでは、養子縁組できるサメのリストが記載されています。

ここではサメを3つのカテゴリーに分類しています。 この分類がユニークで、サメをランク付けする際には、保護区での寿命、性格特性、スキルセット、スタッフや研究者、役員とのコミュニケーション力でランクづけされています。

  1. シャーク・スター:ユニークで記憶に残る個性の持ち主
  2. サメのスーパースター:特別なスキルを持ち、目立つ存在。ダイビング・スタッフに好かれている。
  3. シャーク・アイコン:セレブリティのような存在。スタッフから熱烈に愛され、スタッフとの交流が大好き。

どんなサメを養子縁組できるのか

養子縁組できるサメは、フィジーに生息しており、シャークリーフと呼ばれる保護区域に定期的に訪れるサメです。 200以上の個別の名前を持つサメの中から、頻繁に訪れるサメを養子として迎え入れることができます。

収益はどこに行くの?

マイ・フィジー・シャークは営利を目的としていないため、資金は直接保護活動に使われます。

マイ・フィジー・シャークから得られる収益の使い道は、研究資金や資料の購入、新しいサメの保護や海洋管理プ ログラムの作成、そしてサメの研究のためのシャーク・ラボの設立に使用されます。

「シャーク・ラボ」、楽しそうな響きですね。

どうやって自分のサメを見分けるのか

1年間の中で名前をつけられるサメはほんのひと握りです。

名前をつけるためには、サメの体に識別可能なマークを示していきます。

それによって認識、監視、海洋公園の科学的データベースへの登録が可能になります。

シャーク・ダイブという、ダイビングスタッフによる観測が週5日行われます。

シャークダイブのたびに、BADのスタッフと海洋生物学者が、名前のついたサメの存在、摂食行動、怪我や妊娠、交尾などを観察し、記録し共有してくれます。

SDGs目標14の取り組みとマイフィジー・シャーク・イニシアチブ

フィジーのSDGs目標14の取り組みはSDGs|目標14|海の豊かさを守ろう-フィジーの海洋資源保護への取り組みにまとめてありますので、興味のある方はぜひご覧ください!ここではマイフィジー・シャーク・イニシアチブを例にしながら、フィジーのSDGs目標14の取り組みを解説していきます!

最新テクノロジーで挑むSDGs目標14

沿岸汚染、乱獲、人口増加により、フィジーの海の豊かさと海洋生態系は深刻なダメージを受けています。

これに対して科学者たちは、新しいテクノロジーを活用することによって、持続可能な管理と海洋保全のための新しいアプローチが可能になると考え取り組んでいます。

例えば、海洋酸性化や富栄養化に関しては長期的にデータをモニタリングできる世界最先端の研究施設の収容準備が進んでいます。また、漁業省は沿岸や沖合に魚群探知機を設置し、人々がサンゴ礁群を荒らさずに漁業をするプログラムを実施しています。

このようにフィジー政府は、最新のテクノロジーであらゆる海洋データ解析を行い、海の豊かさをおびやかす脅威に対抗しようとしています。

マイフィジー・シャーク・イニシアチブは、生物多様性の観点でこれを実現するための取り組みの一つであり、地域における海洋保護の注目度を高めるための革新的なモデルです。

生物多様性とSDGs目標14

サメはその凶暴性や漁業に与える影響などから、乱獲や生息地の喪失によって世界的に脅かされており支援が必要な生物の一つです。

ただ怖いだけと思われがちですが、本来サメは知的で、ダイナミックな生き物です。私たちと同じように個々の個性や特徴を持っています。サメに対する一般の人々の認識を変えるための継続的な取り組みにも役立ちます。

フィジーのサメの個体数は、幸いなことに過去の取り組みの成果が徐々に現れてきており、世界の個体数に比べて比較的な良好に落ち着いています。

観光業とSDGs目標14の取り組み

フィジーでは観光業を拡大するために大規模な観光開発がされてきましたが、これからは環境影響評価を実施した上で開発する方針です。

また政府は既存の観光事業者に対しても、最低限の基準を遵守しなければならないとしています。

フィジーは今、将来の開発が持続可能である場合にのみ経済的利益を考える方針整備を進めています。

フィジーのサメはフィジーのエコツーリズム産業に毎年8,000万ドル以上の持続可能な収入をもたらしていることが明らかになっており、観光の隠れた主役でもあります。

リゾート開発も大切ですが、自然に恵まれた魅力を最大限にいかし伝えていくことも、観光業とSDGsを組み合わせた大切な取り組みの考え方です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

サメについてあまりご存知なかった方も、フィジーのサメを通じてSDGsに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

フィジーのSDGs目標14の取り組みは他国に比べても先進的なところが多く、様々なことを学ぶことができます。

海洋汚染の大きな課題でもあるプラスチックにも興味のある方は、こちらの記事をご覧ください。

実態から具体的な取り組み事例まで!| SDGs目標14 海の豊かさを守ろう | 幸せの国フィジーがプラスチック撲滅で世界のリーダーへ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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参考:https://www.myfijishark.com

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