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【続報④】コロナフリーだった留学大国フィジーで、コロナ再発。全てインド型変異種。現地最新情報まとめ(4月28日更新)

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新規感染者6件

約1年コロナフリーだったフィジーで約1年ぶりに、市中感染が広まっています。昨日は「現在フィジーで広がっているものはインド型の変異種である」という検査結果が発表されました。

こちらの記事では、フィジー政府、日本大使館の公式発表、および現地の情報を引用しながらフィジーのコロナの状況をお伝えします。

フィジーへのお仕事や留学などでの渡航を検討されている方や、ご家族の方のご参考になれば幸いです。

本日までの最新状況

政府発表、コロナ発生状況、街の様子など:4/28更新

フィジー政府公式Facebookより引用
新規感染者は6人。隔離中のホテル意外と多い、フィジーの国際派兵、帰国兵。

ここ数日市中での拡大のニュースが続いてきましたが、今回は隔離施設内での感染のみにとどまりました。まさに今が正念場です。あまり知られていませんが、フィジーはPKOなどを通じて、世界中に軍隊を派遣しています。コロナ禍においても、追加の派兵と帰国の流れは継続しており、入国時での陽性者の多くが帰国兵です。

今回は帰国兵が、隔離施設の警備にあたるフィジー軍の仲間と、ルールを破ってコミュニケーションをとり、しかも感染させる、という、フィジー人らしい、というか、日本で言えば不祥事による感染が起こりました。フィジー政府の対応は厳格で、該当ホテル(タノアインターナショナル)での隔離対象だった人全員を再度呼び戻すという強力な処置をしています。

全てのケースが「インド型変異種」

フィジー政府はオーストラリア政府と連携を取り、陽性者の全検体をオーストラリアにて詳細の分析にかけています。昨日その結果が発表され、全てインド型変異種であることがわかりました。既に日本でも猛威を振るっている新型の変異種、フィジーにおいても感染拡大が懸念されます。

日本人の隔離場所は別のホテル。

2020年年末より、フィジーでは一部の語学学校が日本からの留学生の渡航許可を得て、留学事業を再開しています。ほとんどのケースがNaragiホテルという別のホテルでの隔離で、上記施設とは異なります。一方、世界中で猛威を振るい始めたインド型変異種の脅威に対しては隔離中、隔離後も注意が必要です。

在フィジー日本大使館からの案内:4/28更新

【緊急】フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報12

 4月29日、フィジー保健・医療サービス省は新たに5件の新規感染例を確認したと発表すると共に感染者の訪問した施設を公表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましてはフィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。
フィジー保健省声明:https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/STATEMENT-FROM-PS-FOR-HEALTH-DR-JAMES-FONG-290421
COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 新規感染例の内の2件の感染者は、昨日発表されたナウソリのVunimonoに滞在した感染者の男性の25歳の妻と52歳の叔母です。両名とも施設内で安全に隔離中に陽性と判定されました。
 3件目は4月9日にパプアニューギニアからナンディに到着し、国境隔離施設に滞在した履歴のある男性です。同人はパプアニューギニアを出発する前及びタノアインターナショナルホテルでの隔離中の検査では陰性であり、4月23日に退所しました。同ホテルでの検疫プロトコルの違反に伴う調査の一環として再度ナブア病院にて検査された際、陽性と判定されました。4月12日から25日までの間に同施設を退所した98人が特定され、そのうち82人に連絡が取れ、自宅待機を求めています。保健省は連絡の取れていない残りの16人の連絡を待っています。
 4件目はラキラキの68歳の男性です。咳と発熱の症状でラキラキ病院の外来で受診した後に陽性と判定されました。本件の感染源はまだ判明しておらず調査中です。保健省は同じような感染者が他にもいると見ています。フィジー国内の誰であっても体調が悪い方は直ちにスクリーニングクリニックに連絡すべきです。
 最後の1件は国境検疫での感染例です。同人は23歳の男性で、ガイアナからオークランド経由で4月22日にフィジーに到着しました。同人はナンディのホテルで14日間の隔離を受けている間に陽性と判定されました。

2 保健省は、Vunimonoの52歳の女性の感染例に対して最も懸念を有しています。同人は縫製工場で働いており、一緒に働いたすべての人をスクリーニングしています。この調査の結果、制限を拡大するかロックダウン措置をより厳格にする必要もあり得ます。これらは明日の夕方に開始する可能性があります。
ラキラキでの110件目の感染例は既存の感染例との関連がまだ明確になっていません。正式な確認が取れるまで、すべての人はウイルスに感染しているつもりで行動し続けてください。
 111件目のMakoiで感染しVunimonoを訪れた者の件についても、感染したとみられる4月14日からの広範な地域を訪問しているため、高い懸念を有しています。ビチレブ島内を2週間以上も転々としていたため、接触追跡班が危険性のあるすべての人を特定して連絡を取ろうと懸命に働いています。
 これらの最新の事例は広範な市中感染が発生していることを示しています。

3 封じ込め地域間の移動は特に制限されています。保健省は定期的な移動のための通行証は発行しません。
 また葬儀の手配に関する新たなプロトコルを発表します。封じ込め地域の境界を通り、遺体を墓地に移送することを許可します。ただし1人のドライバーと車のみです。「CareFIJIapp」をインストールすると共に、封じ込め地域内にいる間は車両内にとどまる必要があり、監視官によってエスコートされます。葬儀の際は全員がマスクを着用し、物理的な距離を維持すると共に、参加者を20人以下に制限しなければなりません。

4 感染者が訪れた以下の日時と場所に同様に訪れ、連絡を受けていない人は158に電話して自宅に留まる必要があります。
(1)スバ及びナウソリ
4月12日:フィジー国立大学 Nabua校
4月13日夜:バーガーキング Nakasi店
4月18日16時~18時:Naderaカトリック教会
4月15日12時~14時:BSP Thompson通り支店、Ellery通りのFNPF、Renwick通りのCaines Jannif(写真店) 
4月17日18時以降:John Wesley School
4月19日16時30分以降:スババスターミナルの向かいにあるBargain Box。
4月24日:i-Taukei事務所スバ本部
4月24日10時30分~14時:ナウソリのManoca Kava Pounding Shop
(2)ナブア
4月16日12時~13時:ナブア農業事務所
(3)ラ県
4月20~27日:ラ県地方事務所及びその敷地

※過去の領事メールは以下より確認できます。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

ワクチン接種の登録をしよう

登録すれば日本人もワクチン接種可能に

昨日の記事でご案内した通り、フィジーでは外国人もワクチン接種が可能で、そのためには事前登録が必要です。接種タイミングはまだ分かりませんが、フィジーにいらっしゃる方はご検討ください。

参考原文:

登録システム
https://vra.digitalfiji.gov.fj/

AstraZeneca Vaccination Update
http://www.health.gov.fj/astrazeneca-vaccination-update-2/

【参考】過去の記事はこちら

不定期で現地の情報を更新しています。前回の記事はこちらになります。

【続報③】コロナフリーだった留学大国フィジーで、12人の市内感染。現地最新情報まとめ(4.27更新)

【参考】SIFジャーナルおすすめ、フィジーにおけるコロナ関連情報源

フィジーにおけるコロナ関連情報は以下から誰でも無料で入手可能です。SIFジャーナル編集部では、情報の鮮度、信ぴょう性などから勝手に5段階評価をつけています。

政府系機関

1.フィジー政府 公式 Facebook:【★★★★★】
公式、かつ最新・最速情報。ただし英語。
https://www.facebook.com/FijianGovernment
2.在フィジー共和国日本大使館:【★★★】
日本人にはお勧めですが、更新が遅れることも。最新情報は 3.在留者向けメールニュースがおすすめです。
https://www.fj.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
3.在留者向け案内【★★★★★】
在フィジーなら・・・絶対に在留届を提出し、大使館からの最新ニュースを入手!がお勧めします!
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

4.日本国外務省:フィジー危険・スポット・広域情報 【★】
最新ニュースや細かい情報は掲載がない
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_076.html

現地大手メディア (すべて英語)

大手メディアはSNSサイトも充実しており、皆さんの好きな方法で最新情報にアクセスできます。現地報道は必ず複数メディアで確認しましょう。信ぴょう性が増し、理解も深まります。ここではまず、大手2社をご紹介します。コロナが落ち着くと、ラグビーのニュースばかりになります。笑 

1. Fiji Sun
HP: https://fijisun.com.fj/
Facebook: https://www.facebook.com/fijisun
Twitter: https://twitter.com/sun_fiji
Instagram: https://www.instagram.com/fiji_sun/
2. FBC News
HP: https://www.fbcnews.com.fj/
Facebook: https://www.facebook.com/fijibroadcastingcorporation.news
Twitter: https://twitter.com/FBC_News
Instagram: https://www.instagram.com/fbcnewsfiji/

【SIFジャーナル主観コメント】フィジー政府のコロナ対応は日本よりはるかに厳しい

迅速だが厳しすぎた2020年

2020年3月、フィジーでは第一号となるコロナ感染者が確認されました。その際には該当地域が完全にロックダウンされ、一切の行き来が許可されず、多くの観光客や留学生が出国できない事態となりました。結果として市中感染は抑え込まれましたが、このときのフィジー政府には日本政府だけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど、多くの在留者・観光客がフィジーに閉じ込められた各国政府から強い働きかけがありました。それでも当時政府は厳格な運用を変えず、強固な体制を敷きました。

その後は、厳しい入国制限によって「コロナフリー」の実績を約1年、積み重ねてきました。先述の通り、入国者は空港から軍の管理のもとホテルに移動、14日間の隔離を義務付けられます。また渡航前に1回、入国後2回、と合計3回のPCR検査が義務付けられる、などのプロセスを経て、コロナウイルスを封じ込めてきました。また2021年3月から、医療関係者にはワクチンの接種も始まっています。

2021年のコロナ市中感染に対する対応は、前年同様迅速、かつ進化を感じる。

2021年4月18日に約1年ぶりの市内感染者が発見されてからのフィジー政府の対応は昨年同様、非常に迅速です。フィジーでは政府もSNSを活用し、接触可能性のある地域などを次々に情報シェアしつつ、ロックダウンしていきます。ただ、今回は発生直後については、国際線に搭乗予定である外国人は特別に空港までの移動が許可され、出国ができており、柔軟性も増した対応への進化を感じます。
※ただし、国際線登場についても日々ルールは変更されています。ご注意ください。

これまで1年間に議論が進んできたことを感じさせるフィジー、市中感染をできるだけ早期に封じ込め、またコロナフリーとなる日が来ることをSIFスタッフ一同願ってやみません。

引き続き当ページでは不定期に情報発信を行っていきます。

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