【マンスリーサポーター募集!】
フィジーの社会問題解決のためのプロジェクトを応援していただけませんか?
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日本と対極の国、フィジー。
ここで社会貢献し、成長するということ。
経済的にも、物質的にも、日本に比べて決して豊かとは言えない途上国のフィジー。
日本では考えられないような、むき出しの社会問題がゴロゴロと転がっています。
でも実は、「自分は幸せ」と感じる人の割合が世界一多い国として知られているんです。
では、ひるがえって日本は?
これだけ成熟した先進国でありながら、どれだけの人が胸を張って「自分は幸せ」と言えるでしょうか。
発展途上のフィジーに対して、私たちが貢献できることはたくさんある。
私たちが、世界一幸せなフィジーから学べることもたくさんある。
日本とは対極の環境にあるこの小さな国で、社会課題の解決に向けて取り組むことで、
新たな価値観を見出しながら学び、成長する。
そしてその学びを日本で、フィジーで、世界中で、社会貢献に活かしていく。
そんなワクワクする「社会貢献」と「学び」のサイクルを実現したくて、
私たちSocial Innovation Fiji (SIF) は活動しています。
この想いにご賛同いただける方、人の成長に関わりたい方、フィジーを応援したい方。
皆様からの温かいご支援をお待ちしております。
「社会貢献」と「学び」の循環
~これまでの歩みについて~
”事故の後でも店を閉めることなんて考えなかった。でも今回はもうダメかと思った”
活動の原点となった、Rosyとの物語。
Rosyはフィジーの町、ラウトカでテイラーショップ(仕立て屋)を切り盛りする、職人兼経営者。
1台のミシンから始めた裁縫で腕を磨き続けて自ら店を立ち上げ、最盛期には10人近くのスタッフを雇うまでに事業を育ててきました。
数年前には交通事故で大けがを負い、一時は寝たきりの状態になったこともありましたが、不屈の精神で立ち上がり、お客さんに素敵な商品を届けたい、大好きな服作りの仕事を続けたい、という一心で何とか自分の店を守り抜いてきました。
そんな彼女に再び訪れた困難が、新型コロナウイルスによるパンデミック。
フィジーでは、結婚式やパーティで多くの人が集まる際には皆でお揃いの生地を買って、服を仕立てる習慣があります。
ところがコロナ禍で「密」なイベントは政府によって厳しく制限されてしまい、テイラーへの注文が激減。
それに伴い、Rosyもスタッフの一部を解雇せざるを得ない状況にまで追い込まれてしまいました。
先の見えないパンデミックの中で、再び大きな苦境に立たされることとなったのです。
”Rosyの力になりたい。フィジーに恩返しがしたい”
尊敬する友人のために、大好きなフィジーのために
「Rosyのために、フィジーのために、何かできることはないだろうか?」
現SIF代表の川上晃史(Aki)は、この苦しい状況を知り、考えるようになりました。
もともとはパートナーの内山登緒子(Toko)と共に、単なる客として知り合ったRosy。
親交を深めていくうちに、大けがや大手術からのリハビリといった大きな困難にも決してめげずにいつも前を向き、プライドを持って仕事に取り組む彼女の姿勢を知るようになり、尊敬の念を抱いてきました。
折しも、夫婦そろって勤めていた日本人生徒向けのフィジー留学を企画・運営する会社も、パンデミックによって大ダメージを受けていた時期。
置かれた状況は違えど、自分たちと同じようにコロナ禍で苦しむフィジーの友人のために、力になりたい。
「世界一幸せな国」の人生観、価値観を示すことで、自分たちの目を開かせてくれたフィジーの人々に、恩返しがしたい。
そう考えることは、二人にとってごく自然なことでした。
そんな中、旧知の高校教師を通じて都立富士高校の生徒たちにRosyをはじめとするフィジー人の置かれた状況を伝える機会が訪れ、素敵な化学反応が起こることになったのです。
”フィジーの雇用を守る仕組みを作ってみたい。フィジーの「幸せな風」を日本にも届けたい”
フィジーの風に、心動かされた高校生たち
「起業を通じてこの状況を打破したい。継続的な支援ができるように、仕組みづくりにチャレンジしてみたい」
Akiから聞かされてフィジーの窮状を知り、当時高校2年生だった吉田菜乃さんはこう思いました。
中学生の時から起業や社会問題に興味を持ち、高校では「起業家育成ゼミ」に所属。
日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で優勝して東京都知事賞を獲得するも、パンデミックの影響でアイデアを実現に移すことが叶わなくなり、やきもきしていた時期でもありました。
そして、その後Aki&Toko夫妻と会話を重ねる中で知っていった、フィジーという国の、人の魅力。
この活動を通じて、フィジー人の「幸せを感じる力」を日本に伝えるきっかけが作れるかもしれない。
そんな想いも、彼女の背中を押したのでした。
プロジェクトは ”Fiz” と名づけられ、吉田さんはゼミの仲間を巻き込んで事業を牽引していきます。
Rosyのお店で作るフィジー伝統の「タパ柄」製品を日本で販売することで、
継続的に現地で雇用を生み出し続ける仕組みを作るアイデアを抱き、クラウドファンディングという手段で実行することを決めたのです。
”旅行で訪れたフィジーが忘れられない。ささやかだけど、応援したい。”
温かい応援、まっすぐな言葉。
結果、Fizのクラウドファンディングは大成功。
単発のタパ柄製品購入を目的とした第一のゴールを大きく超え、
起業を目的とした第二目標、300万円以上の寄付金を集めることができたのです。
「素晴らしい行動力に感銘を受けた」
「高校の先輩として誇らしい」
といった応援の声に交じって目立ったのが、
「かつてフィジーを訪れて、美しい海と元気で明るい人たちに魅せられた」
「大好きなフィジーのために、ささやかだけど、応援したい」
というフィジーの人々の力になりたいという純粋な想いでした。
やっぱり、日本とフィジーが交わるところには、こうやって幸せが生まれていくんだ。
これを続けないといけない。もっと広げていかないといけない。
Akiはこうして確信を深めることとなったのです。
”やっとこのパンデミックを乗り越えることができたように感じる。TokoとAki、それに日本のみんなのおかげね”
成長と貢献、両輪が回ったFiz事業。
2022年後半に入って、フィジーでは新型コロナの感染状況も落ち着きを見せ、かつての日常が戻りつつあります。
それに伴ってRosyのお店もだんだんと、かつてのような賑わいを取り戻しつつあります。
クラウドファンディングを通じた需要創出の甲斐もあって、最悪の時期を脱することができたRosy。
今も変わらぬ情熱をもって、素晴らしい製品を提供し続けてくれています。
Fiz事業は、高校生たちが困難なチャレンジの中で大きく成長し、その熱意が実を結んでフィジーでの社会貢献へと繋がった、素晴らしい事例となりました。
応援を形に、次の循環を。
~SIFの設立:これからの展望~
”人材育成を通じて、ワクワクする社会作りに貢献したい。その最高の舞台がフィジーであり、最高の方法が本気でフィジーの社会課題解決に挑むことだ”
この循環を、ずっと続けていくために。
クラウドファンディングで集まった資金を原資に、Akiは独立してフィジーでSocial Innovation Fiji (SIF)を設立。
Fiz事業で実現することができた「社会貢献」と「学び」のサイクルを増やし、加速し、幸せとワクワクを生み出し続けるべく、本格的に始動しました。
日本の持つ技術や知識、ノウハウを、フィジーの社会課題解決に役立てる。
その挑戦を通じて、日本の熱意ある青年に刺激的な成長の機会を提供する。
この仕組みをSIFアカデミーと呼び、この仕組みの中で、まだまだ存在する課題の解決に向けて継続的に取り組んでいきます。
社会貢献と学びの循環って、どういうこと?
きっかけは、Fiz事業で協働してくれた高校生たちの担任、小野澤先生の言葉でした。
「これは確かにフィジーのためになるいい取り組み。だけど、もしかしたらそれ以上に、生徒たちの成長の機会としての意味が大きいかもしれない。」
もちろん、Fiz事業の経験から得られた生徒たちの成長が、必ずしも日本やフィジーの社会にすぐさま役立つわけではないかもしれません。
しかし、10年、20年という長いスパンの中で、きっとこの体験から得られた種が芽吹き、やがて花開く時が来るでしょう。
そして実った果実が、10年後、20年後の日本に、フィジーに、世界に、幸せをもたらす糧になると私たちは確信しています。
日本とは全く異なる環境の中で挑戦し、貢献し、その格闘から得られた気づきや成長を、次の挑戦に繋げていく。
これが、私たちが大事にしたい、社会貢献と学びの循環の考え方です。
ご支援とリターンについて
ごあいさつ
SIF(Social Innovation Fiji) 代表
川上 晃史
一橋大学社会学部卒。外資消費財メーカーに7年間勤務後、フィジーで約4年、留学最大手にて語学・高校留学事業の責任者を務める。
2020年、コロナ禍のフィジーにて様々な新規事業の立ち上げを行い、2021年独立。
ご訪問、ありがとうございます。
SIF代表の川上と申します。
もともとは「フィジーに恩返しがしたい」という動機から始まった私たちの活動。
取り組むうちに、フィジーでの取り組み自体が私たちにものすごい成長をもたらしてくれることに気づき、「社会貢献と学びの循環」というアイディアを形にすべく走り続けてきました。
私自身、たくさんのことをフィジーから学ばせてもらいました。
SIF Academyの活動を行う中で、参加者の皆さんがフィジーで気づき、学びを得て、成長していく瞬間瞬間も、何度も共に経験してきました。
皆さんが生き生きとした顔で帰国していく姿に触れていると、やはりフィジーとの出会い、SIFでの体験は多くの日本の方にとって素晴らしい機会になると確信しています。
直近の取り組みについて
”このままではいけない。でも市役所の力だけでは限界だ”
次なる課題、ゴミ山問題。
ラウトカ市でひそかな、しかし深刻な問題となっているのがこのゴミの山。
フィジーでは先進国のように効率的なゴミ処理の仕組みが整っておらず、ラウトカ市内で出されるゴミの多くは、各家庭で野焼きにするか、このゴミ山に埋め立てることになります。
画像の右側に見えるゴミ山は、海岸沿いの山林を切り開いて設置されており、付近を通る小川はゴミや汚染物質を含んだまま河口に流れ込みます。
立ち上る煙は、適切に処理された結果発生したものではなく、有害物質が含まれている懸念も小さくありません。
フィジーで最も重要かつ価値のある観光資源である豊かな自然が、じわじわと、しかし確実にダメージを受けています。
ラウトカ市行政も、大きな課題認識は持っているものの、リソースが限られる中で、適切な打ち手を見出すことができずにいます。
SIFでは、SIF アカデミー参加者を中心メンバーとしてこの課題への取り組みを始めており、
- ゴミ山に持ち込まれる廃棄物の供給源のうち6割を占める周辺ホテルをターゲットとした、ゴミ処理導線の整理
- 動画投稿を通じた問題意識の提起、市民への啓蒙活動
- ペットボトルの再利用による家具、建具への転用
等のアイディアをもとに、ラウトカ市との協業を始めています。
目に見える形で成果が出るにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、フィジーで優れた仕組みづくりに成功すれば、同様の問題を抱える周辺島嶼国や、アフリカ等の発展途上国に同じ仕組みを展開していくことも夢ではありません。
熱意ある日本の青年にこうした活動に関わってもらうことは、日本とフィジーそれぞれにとって素晴らしい機会になり得ると信じています。
FAQ ~よくあるご質問~
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