【続報⑦】フィジーでコロナワクチン接種始まる。感染封じ込めへ(5月3日更新)

フィジー ワクチン接種

現地時間5月3日9時から、西部地区(ナンディ、ラウトカ)および首都のあるスバにおいて、ワクチン接種が始まりました。

こちらの記事では、フィジー政府、日本大使館の公式発表、および現地の情報を引用しながらフィジーのコロナの状況をお伝えします。

フィジーへのお仕事や留学などでの渡航を検討されている方や、ご家族の方のご参考になれば幸いです。

目次

本日までの最新状況

政府発表、コロナ発生状況、街の様子など:5/3更新

フィジー政府公式Facebookより引用 「ナンディーラウトカ地域で接種スタート」
5月2日は久々の新規感染者0。

昨日の新規感染者は0名。主要地域でロックダウンが行われていることももちろんですが、日曜であったため、検査数や検査体制など他の曜日との違いがあることは頭に入れておく必要があるかもしれません。5月3日以降、引き続き感染がどのくらいのレベルで広がっていくのか、はたまた封じ込めに成功しているのか注視していく必要があります。

首都スバ~ナウソリ(空港があるスバから車で15分ほどの地域)地域の広域な外出禁止令は無事解除されましたが、引き続きスバ地域、ナウソリ地域それぞれでのロックダウン(他の地域との出入り不可)は継続されることとなりました。先日案内のあった食料配達についても、対応センターが強化されるなど、一定の進展がみられています。

大規模なワクチン接種スタート。まずは60歳以上から

本日5月3日から、西部ナンディ、ラウトカ、首都のある東南部スバにて、大規模なワクチン接種が開始されました。4月中旬からワクチン接種に向けての登録サイトの周知がされており、日本人を含む外国人も接種対象に含まれると案内されています。現段階では60歳以上または基礎疾患などをもつ方が対象となっており、日本大使館からの邦人向けの接種情報も発信されていません。

在フィジー日本大使館からの案内:5/3更新

2021年5月2日発表:【緊急】フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報16

 5月2日、フィジー保健・医療サービス省はフィジー国内での市中感染について会見を行いました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましてはフィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。
フィジー保健省声明:https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/STATEMENT-FROM-PS-FOR-HEALTH-DR-JAMES-FONG-020521
COVID-19無料電話ヘルプライン:158

 本日は新たな感染者は確認されませんでした。スバ及びナウソリ地域のロックダウン(当館注:午前4時から午後11時までの外出禁止令のことと考えられます。)については明日5月3日(月)午前4時に解除する予定です。スバ及びナウソリ地域の封じ込めは継続します。113件目感染者の接触追跡に関して、残りの濃厚接触者をほとんど見つけることができないか、高リスクの感染例が明らかになった場合はロックダウン解除の予定を変更する可能性があります。もし変更があった場合はラジオ、フィジー政府公式Facebookまたはテキストメッセージで通知します。

2021年5月1日発表:【緊急】フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報15

 5月1日、フィジー保健・医療サービス省は新たに2件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましてはフィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。
フィジー保健省声明:https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/STATEMENT-FROM-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEA-(2)
COVID-19無料電話ヘルプライン:158

1 本日判明した2件の新規感染例は先日陽性と確認されたCunninghamの女性の5歳と15歳の娘です。それぞれ隔離施設内での検査で陽性と判定されました。最初の検査では陰性であったため、一般の人への感染リスクはありません。一方でCunninghamの同家族全員の感染が確認された事となり、これはこの変異種の感染力がどれほど強いか、そして感染対策がすべての人にとってどれほど重要であるかを示しています。

2 113件目の感染例(縫製工場の従業員)については、濃厚接触者である877名をすべて特定し、833名の検体採取を行い、477名が陰性と判定されました。明日5月2日にはロックダウンを予定どおり5月3日4時に解除できるかどうか結論を出します。

3 昨日案内した食料配給について、電話だけでなく電子メールでの申請を開始します。スバ-ナウソリロックダウン地域内で真に食糧配給を必要としている人は、名前、住所、世帯の人数、携帯電話番号をcovid19rations@gmail.comに送付してください。

4 国際的なワクチン供給の枠組みであるCOVAXが約束した100,800回分のワクチンの内64,800回分が6月までにフィジーに到着すると予想しています。ニュージーランドは500,000回分のワクチンを供給予定です。オーストラリアからの最初の10,000回分の供給を早ければ来週受ける予定です。ワクチンは国内全体で650,000人分が必要であり、現時点で484,000人分がコミットされています。

5 自宅内に留まることであなたや知人が家庭内暴力の被害を受けている場合、全国家庭暴力ヘルプラインの1560、または児童用ヘルプラインの1325に電話してください。いつでも誰であってもサポートを必要としている人全員が利用できます。

6 ナブア及びパシフィックハーバーにおいて感染者が訪れた以下の日時と場所に立ち寄り、連絡を受けていない人は158に電話して自宅に留まる必要があります。
(1)     4月26日及び27日11時~12時:ナブアのMax Value、Vinod Patel Hardware Store(ホームセンター)、Jacks of Fiji
(2)     4月27日11時~12時:ナブアのHot Bread Kitchen
(3)     4月27日12時~14時:Nakaulevu(ナブア内の地域)のGrace Road Service Station(ガソリンスタンド)
(4)     4月27日12時~14時:パシフィックハーバーのKundan Singh(スーパーマーケット)
(5)     4月27日12時~14時:ナブアのRajeev Service Station(ガソリンスタンド)

※過去の領事メールは以下より確認できます。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

【参考】過去の記事はこちら

不定期で現地の情報を更新しています。前回の記事はこちらになります。

【続報⑥】フィジーでインド型コロナ拡大。ロックダウン強化(5月1日更新)

フィジー ワクチン接種

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